床についたキズの補修のやり方

キズがついた床が無垢材の場合、大抵の場合は修復できます。無垢材とはMDFやベニア板、シートなどで層を構成された合板の床材ではなく。一枚の板を組んで作られた床材です。床材が何かわからない場合は、建築図面に添付してある仕様書等を確認しましょう。

最近の戸建て住宅では無垢材の床を使用することが多いですがマンションの場合は合板の床材のケースが多いです。床材が合板の場合はホームセンターなどで販売してある、傷補修用のクレヨンのような形状のものがありますので、床材に似た色合いのものを選んでなぞるようにして目立たなくします。無垢材の場合、自分でもできる補修の仕方がいくつかあります。重い物を落としたり何かをぶつけたりしたへこみキズの場合、へこんだ部分に水で濡らしたタオルを当てて、家庭用のアイロンを熱して上から押し当てれば、へこんだだ部分が膨らんで元にもとります。

これは熱せられた水蒸気が木目の中の繊維に入り込み、元の状態に膨らんで戻ることからです。ついてしまったキズが細かい擦り傷の場合、先に挙げた方法でも補修できますが、その床が無塗装の場合はホームセンターなどで売ってあるサンドペーパー、目の細かい紙やすりなどで目明に沿った方向に擦り軽く削ればキズが目立たなくなります。無垢の床材はこうしてメンテナンスをすることができますが、キズもひとつの持ち味として愛着を持って過ごして行くのも醍醐味です。細かい傷が入ったり、だんだん飴色に濃く色づいてゆく床材は暮らしてきた年月を風合いに変えてくれます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です